顎関節症の痛み、治療について

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Q 答えてドクター・教えてナース 顎関節症の痛み、治療について(きよ、40代 女性) 

2月ごろ、歯科で歯石とりをしたあと、右の親知らず周辺がしばらく痛かったことがきっかけです。

その頃から右側に顎関節症のような症状が出て痛くなり、口を開けるときに時折シャリシャリと音がするため、5月に歯科に行きました。

そこで、虫歯になっているのでは?と伝えると「顎関節症は筋肉のコリから来るものだから」と、咬合調整という名目で奥歯を数本削られ、そのあと頬にハードレーザーを当ててその日の治療終わり、一週間後、まだ痛いと伝えると、さらに歯を削られまたレーザーを当てられました。

レーザー後痛みが増すので不安になり、インターネットで調べると、顎関節症はいろんな病気から来ることもあるので、簡単に歯を削るのはよくないとのこと。

怖くなり、次の診察で、「痛みはなくなりました」と嘘を伝え、その歯科での診察を終えました。

ここ最近、奥歯の噛み合わせが悪くなり、うまく歯をくいしばれないようになったうえに、今まではなかったのですが、下の前歯が上の前歯の裏に必要以上に当たるような感覚になりました。物を食べるのも噛みにくく本当に困っています。

また、顎関節症の症状は治っていません。相変わらず痛いです。

あのまま、さらに歯を削った方が良かったのでしょうか?

レーザー治療して痛みが増したのはなぜでしょうか?炎症が起きていたからではないのでしょうか?

これからこの痛みと噛み合わせと付き合っていかなくてはならないと思うと憂うつです。

もしまた歯科に行くとしたら、どう伝えれば良いのでしょうか?

今まで歯並びが良いと言われいてたくらいなので、咬合調整が必要だったのかも疑問なのです。

ご返答いただけると幸いです。

A あまり心配しすぎないように...

顎関節の痛みは、複合的な要因によって起こることが多いといわれていますが、実際には顎を動かす筋肉や腱に問題が起こった場合に発症することが多いようです。

私が以前診察した患者さんのきっかけをうかがうと、頬杖をつきながら長時間テレビを見ていたとか、仕事が忙しく気がつくと歯を食いしばっていたとか、大きく固い食べ物を食べたとか、さまざまですが、普段の何気ない行動が原因で起こることが多いように思います。

ご質問の場合、歯石をとった後からということなので、もしかしたら長時間、緊張しながら一生懸命顎に力を入れて口を開いていた、ということはなかったでしょうか?

いずれにしても、顎関節症は、治るまでの時間に個人差はありますが、自然に治ることも少なくないので、あまり心配しすぎないようにして、痛みが治まってくるかどうか様子をみるというのもありえると思います。

ただし、日常生活では、痛みが増すような行動はできるだけしないようにしましょう。

具体的には、固い大きな食べ物や、何度も噛まなくてはならない食べ物は控えたり、痛みが起こるかどうか、音がするかどうかを確認するような動きを頻繁に行うようなことはしないようにしましょう。

また、できれば顎関節のあたりや、咀嚼(そしゃく)筋、肩や首のあたりまで含めて、気持ちがいいと感じる程度の力でマッサージするなど、できるだけリラックスさせてください。

レーザーをあてたのは、患部を温めてあげるためだったと思われます。

それほど治療の効果もないかもしれませんが、それによって悪化するほどの影響もないのではないかと思います。

顎関節症の原因のひとつに、精神的なストレスということもあるといわれていますので、いずれは回復する場合がほとんどですから、心配しすぎないようにしてください。

治りにくい場合は、大学病院など大きな病院の顎関節治療の専門医を受診してみてください。

 

〜 大竹美嶺子 先生 〜

ご活躍の場: 大竹歯科クリニック(東京都港区赤坂)院長  ご専門: 歯科一般、矯正歯科 ご経歴: 日本歯科大学卒業、東京医科歯科大学歯学部矯正学教室専攻科関東逓信病院矯正歯科研究員、上杉歯科医院、(医)恒心会グリーン歯科勤務を経て現職 所属学会・団体: 日本矯正歯科学会、日本歯周病学会、日本ヘルスケア歯科研究会 先生から一言: 歯周病は万病の元です。自覚症状がなくても専門家による定期的なケアを心掛けましょう。

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