電子カルテ共有で一貫性ある医療を−高岡れんけいネット

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医療ネットの輪広がる 高岡地域、4カ月で250人利用

北國新聞

高岡れんけいネットを使用する関係者=4月、高岡医療圏内

高岡医療圏地域医療連携システム協議会が4月から運用を始めた「高岡れんけいネット」の利用者数が、7月末で約250人に上り、約140人が電子カルテの共有に同意した 。

連携する病院間で電子カルテを共有し、一貫性ある医療で患者の利便性を高めるシステムで、関係者はさらなる利用の拡大に力を注ぐ。

れんけいネットは、厚生連高岡病院、高岡市民病院の2拠点病院の患者の了解を得た上で、電子カルテを連携医療施設に公開。市内の開業医などで、患者の投薬状況や病状を確認できる。

カルテを共有することにより、拠点病院で手術や投薬を受けた患者に対し、かかりつけ 医で病状に応じた治療を計画することができる。

れんけいネットを通して診療、検査の予約や、紹介状を作成することもできる。

れんけいネットを利用する医療施設は7月末現在で34施設、れんけいネットを利用し て病院の紹介を受けた患者は248人、カルテの供用に同意した患者数は143人だった 。

高岡市医師会の長谷田祐一会長は「将来的には高岡だけでなく、氷見、射水などの病院とも連携していきたい」と話した。

高岡市のホテルニューオータニ高岡で29日夜、地域医療連携講演会が開かれ、県西部の医療関係者ら約80人が、医療連携システムを活用する先進地域での事例に理解を深めた。

静岡県立総合病院の森典子副院長が同県の地域医療連携ネットワークシステムの仕組みや現状、課題について講演し、「ネットの利用を促進するため、病院や患者へ広報するこ とが大事」と話した。

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