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ニュース

2009/05/20

厚生労働省・行政・政治

財政審記者会見「診療報酬に医師の経験熟達度を評価」等を建議

5月18日に開催された「財政制度等審議会」(財務相の諮問機関・会長西室泰三)の終了後、西室会長が記者会見を行った。関係者の話によれば、会見内容は、要旨次のようなものであった。平成22年度の予算編成の基本的考え方にあたり、基本的に以下のような4項目を盛り込み、建議として提出される。 (1)「病院と診療所との診療報酬配分の見直し」、(2)「混合診療の解禁」、(3)「診療報酬に医師の熟達度を反映させる仕組みの導入」、(4)「医療従事者間の役割分担の見直しの項目」。 特に「病院と診療所との診療報酬配分の見直し」については、最近の医療問題の一つである、「地域や診療科目の格差」と同様であると理解し、労働環境の改善を視点からの対策の意味合いがあるとされている。具体的な政策として診療報酬に反映することで、病院勤務医の負担軽減を図るとしている。同時に、「医療従事者間の役割分担の見直しの項目」に言及し、看護師や薬剤師などコメディカルの活用することも、病院勤務医の負担軽減につながるとしている。一方、「診療報酬に医師の熟達度を反映させる仕組みの導入」は、従来から関係者の間では指摘されていたものであるが、医師の経験についての認識として、「これからは専門医が大事になる」、「米国では専門医の報酬が高い」と紹介。改めてその必要性を強調した。「混合診療の解禁」に関しては、患者の視点、医療の効率性の観点等からの主張で、かつて、いくつかの会議での理由と同じとされる。今回の内容が建議として、財務省に提出されるが、どのように政策に反映されるのか目が離せない。医療問題の改革の核心部分でもあるので、今後の大きな議論を呼ぶことは必至と見られている。医療・医科における問題としての議論・結果であるが、「混合診療の解禁」、「診療報酬に医師の熟達度を反映させる仕組みの導入」などは、歯科の分野においても反映・議論される可能性があり、今後の建議内容の議論に注目される。

奥村 勝 氏

オクネット代表。明治大学政経学部卒業後、一般企業に就職。さらに東京歯科技工専門学校を経て歯科医院、歯科技工所に勤務。さらに日本歯科新聞社編集部記者、雑誌「アポロニア」(日本歯科新聞社)編集長、新聞「Dental Today」(医学情報社)編集長を歴任

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