民主党の川口浩衆議院議員は、議員になった今も訪問歯科診療を続けている。
それは拘りからだ。
自宅や介護施設などにいて、歯科診療所への通院が困難な高齢者たちを、歯科難民と表現している新聞があった。
不採算であるから、歯科診療所はたくさんあっても、訪問歯科か診療に取り組む歯科医師は少ない。
また、保険診療としての訪問歯科診療が行えるのは、歯科医院から半径16キロ圏内まで。これは、健康保険法に基づく厚生労働省の通知に由来している。
(公的医療保険の適用には制限)
「歯科難民を減らすため制限撤廃が必要」と訴えている歯科医師もいる。
また、訪問用の携帯型の治療器具やエックス線撮影機などをそろえる投資も必要。
いずれにしても、歯科診療所で治療するよりコストもかさむのだ。
高齢者の虫歯の治療、入れ歯の清掃、口腔ケアなどが必要なのだが・・・
さらに、施設での集団診療にも規制がある。
患者一人一人から診療の同意がなければいけない。
施設で十把ひとからげの診療では、不要な診療や治療にも保険が適用される恐れがある、と指摘する声もある。
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