岩手、歯科医師会の訓練参加断る 「死者想定できぬ」
北海道新聞(08/31 08:23)
岩手県が9月1日に東日本大震災後初めて実施する総合防災訓練で、参加を希望した県歯科2医師会に対し「(震災の)行方不明者もいる段階で死者の身元確認を前提にするのは好ましくない」として訓練参加を断っていたことが31日、関係者への取材で分かった。
岩手県歯科医師会は震災後、約1300遺体の歯型を照合するなど犠牲者の身元確認に尽力。
被災者感情への配慮が理由とはいえ、震災の教訓を生かす意味で訓練の在り方が問われそうだ。
歯科医師会は「正確な身元確認のためには自治体との協力が不可欠。訓練参加を連携のきっかけにしたい」として参加を打診していた。
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