舌や喉、顎の筋肉を使うパ・タ・カ・ラ音の発声が効果的

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替え歌で嚥下障害リハビリ 歯科医ら考案高齢者に人気

共同通信社 6月24日 配信

 

 食べ物などを飲み込む機能が低下する嚥下(えんげ)障害のリハビリテーションを楽しく続けられるようにと名古屋市の歯科医らが、発声すると唇や舌先のトレーニングとなる「パ・タ・カ・ラ」音や食欲をそそるような歌詞を有名曲のメロディーに乗せた替え歌を作り、「楽しく口ずさめる」と人気を呼んでいる。

 「硬い食べ物食べられぬ かんでも かんでも食べられぬ」「ああ嚥下障害だって食べられる 喜び忘れていない」

 名古屋市守山区の老人ホームで、ミュージシャン種浦(たねうら)マサオさん(45)が「青い山脈」や「川の流れのように」の替え歌をギターに合わせて歌い出すと、笑顔が広がり、一緒に歌い出す入所者も。「みんな生き生きしていた」。

ホーム長の片桐由喜子(かたぎり・ゆきこ)さん(50)も満足そうだ。

 嚥下障害の原因は、脳梗塞や認知症、加齢などさまざま。

リハビリには口を動かすことが有効とされ、特に舌や喉、顎の筋肉をよく使うパ・タ・カ・ラ音の発声が効果的とされる。

 ただ同じ音を繰り返すだけでは挫折する人も多く、音楽を採り入れたリハビリ方法を模索しようと歯科医らが結成したのが「日本音楽リハビリ研究会」。替え歌を作るアイデアが浮かび、事務局の北野多貴(きたの・たき)さん(57)が歌詞を考えた。

 これまでに約100曲を作成し、名古屋市周辺の高齢者施設で披露。「楽しかった」「食欲が出た」と反応は上々で、入所者の女性(93)は「部屋でも、こっそり歌っているの」とほほ笑む。

 日常的に歌ってもらおうと、歌詞の小冊を施設にプレゼントしたり、勉強会を開いたりしている。歯科医で研究会の会長を務める小佐野悦雄(おさの・えつお)さん(65)は「リハビリは継続することが難しい。脳を活性化する音楽と合わせ、楽しみながら続けてほしい」と話している。

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