聖隷事業団不正請求問題—薬剤水増しで診療報酬を不正請求

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聖隷事業団の不正請求問題 税務署、立ち入り調査へ 静岡

産経新聞 2013年10月9日(水)7時55分

 

診療報酬 5500万円水増しか

浜松市の社会福祉法人「聖隷福祉事業団」が手術で使う薬剤を水増しして診療報酬を不正請求していた問題で、名古屋国税局と浜松西税務署が9日午前にも、同事業団本部(浜松市中区)や聖隷三方原病院(同市北区)に立ち入り調査を行うことが8日、関係者への取材でわかった。実際に使った薬剤よりも約5500万円多く診療報酬を不正請求していたとみられ、税務当局では追徴課税する方針。検察当局も不正請求について関心を持っており、今後、詐欺罪の適用も視野に捜査を進める。

 

同事業団の職員が内部告発をしたことを理由に嫌がらせを受けたとして、同事業団に慰謝料を求めた6月の訴訟の中で、同事業団側は、全身麻酔補助剤「ドロレプタン」や白内障手術で使用する薬剤を水増しして診療報酬を受け取っていたことを認めていた。

 

税務当局は、(1)同事業団が薬剤の診療報酬を水増し請求していたか(2)製薬会社に対しても水増しして薬剤を請求していたか(3)実際に使っていた薬剤の量-などを帳簿上把握するため、9日午前から同事業団本部や、不正請求していた麻酔補助剤が主に使われていた三方原病院で税務調査を行う。税務当局は、診療報酬の不正請求の仕組みについて全容を解明した後、追徴課税する。

 

同事業団をめぐっては、薬剤の不正請求のほかにも、聖隷三方原病院で歯科医が単独では行うことができない手術中の麻酔を行っていたり、聖隷横浜病院(横浜市保土ケ谷区)で、医師が作成して署名押印すべき書類を事務職員が無断で作成したなどの不正行為が訴訟の中で指摘されており、すでに同事業団側は大筋で認めている。

 

歯科医が麻酔を行った問題については、いったん嫌疑不十分で不起訴となった後、6月12日付で浜松検察審査会により不起訴不当の議決が出され、静岡地検浜松支部などで捜査を行っている。

 

この歯科医は平成22年3月から7月までの間、勤務していた三方原病院で、医師の資格を持たずに患者2人に全身麻酔をかけたとされる。

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