第215回中央社会保険医療協議会総会議事録

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歯科基本診療料の引き上げをぜひお願いしたい

 

2012年1月18日 ○日時

平成24年1月18日(水)9:00〜11:38

○場所

厚生労働省専用第17・1

 

http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000022yfb.html

堀委員

 同じく24ページなんですが、(2)の丸2、上の方ですが、ここで歯科治療総合医療管理料の対象疾患を増やすということで、まず、放射線治療もしくは化学療法とあります。

今回の改定に関わる御提案の中で、周術期の管理料新設評価ということが出ておりまして、まだ、中身がはっきりしませんので、何ともいえませんが、ひょっとすると、この放射線治療や化学療法は、この周術期関連で扱った方が整理しやすいのではないかという感覚を持ちますが、その辺の御見解がどうか、ちょっとお聞かせ願いたいということが1点。

 併せて、その後で、これは疾患の追加となっておりますが、ビスホスフォネート製剤の服用患者といった患者名になっておりますので、むしろ、これは骨粗鬆症といったふうに疾患名で整理された方がいいのではないかと、こちらは意見として申し上げたいと思います。

○堀委員

 ありがとうございます。医科と歯科で事情は違いますので、歯科から前回の発言の補足をさせていただきたいと思いますが、歯科での基本診療料に関する論点は3つありまして、1つは、再診料42点、それから初診料218点が他科に比べて低いということが1点と、やはり歯科は特に経営状況が悪化していることが1点。

それから、基本診療料の中に、近年の改定でいろんな診療行為が含まれてきている、つまり、ふくれ上がってきているという、この3つを実感として感じております。

 2001年から2010年の帝国データバンクが調べております倒産件数の発表がございます。

医療機関全体で、この間、349件の数が出ておりまして、内訳は、病院が85、診療所が161、歯科の歯科医院が103ということで、いろんな見方や原因があると思いますが、端的にいって、歯科という単科だけで、この全体の3分の1近くを占めているということは、やはりこの経営状況の悪化を端的に示している数字ではないかということで、前回申し上げましたとおり、個々の医療技術評価とは別に、この安定した医療提供体制の基礎となるところの基本診療料の引き上げをぜひお願いしたいということが1点であります。

 もう一つは、今、ふくれ上がっていると申し上げましたが、特に歯科の基本診療料には、こういったものが入っているという中身がかなり多く明記されておりまして、歯科の通則を見ますと、消炎鎮痛目的の理学療法、口腔軟組織処置、単純な外科処置、それから口腔びらんの処置、鼻処置、口腔咽頭処置、喉頭処置、ネブライザー、熱傷処置、皮膚科軟膏処置、そういったものが入っております。

これは、明記されているものだけでこれだけ入っているということと、先ほど申し上げましたが、最近の改定のたびに包括化という名目で幾つかの診療項目がここに入ってきているということで、例を挙げれば、魚骨除去であるとか、ラバーダム防湿法、外科の方では、歯肉息肉切除、これは54点の点数が入ったものでありますし、一番新しいものでは、50点だったスタディーモデルという行為が入ってきているということで、どんどん増えているということで、自分の個人の皮膚感覚でいえば、歯科の基本診療料は、何でも入っているドラえもんのポケット状態という、そんな感じもしている状況で、42点という点数とは、なかなかこれは合わないという感触を持っておりますので、そういったところにぜひ御理解いただきまして、限られた財源ではありますが、その中で、先ほど申し上げた安定した医療提供体制の確保という観点から歯科の基本診療料の引き上げをぜひ、重ねてお願いしたいと思います。

 以上です。

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