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ニュース

2009/04/16

歯科技工士関係

海外委託技工問題 高裁裁判長「現状解決に和解の道はな…

海外委託技工問題裁判の高裁控訴の判決が、東京高等裁判所で4月15日に行われた。原告の脇本征男氏(東京都歯科技工士会会員)ほかは、前回まで、控訴人準備書面への被告側からの反論、さらに原告の再々反論をもって審理は終えた。原告の川上詩朗弁護士は、前回2月18日の審理の後、「今回の裁判では、事実上の利益ではなく、法律上の利益が争点なのです」とした。特に「日本国憲法14条1項(平等原則あるいは平等権)、最近の行政事件訴訟法上の、”法律上の利益”、国家賠償法の”違法性”に関連して、憲法上の基本的人権に即して構成傾向にあること」としていた。午後に開かれた法廷では、控訴人準備書面(2)を提出し、新たなデータ、資料等を踏まえ、被控訴人準備書面(1)への反論をした。裁判長は、控訴人準備書面(2)を見ながら、被告側に「反論はありませんか」問い正し、「今までの弁論で十分だと考えています」とする場面もあった。さらに裁判長から「法的な問題もあるが、放置していくわけにはならいと考えるが、その和解に向けての話し合いをしては、と思うのですが」とする発言があった。裁判長の判断で「進行協議をしたい」と述べ、公判は終えた。公判後、原告と同指支持者が、衆議院第2議員会館面談室で、当初から支援をしていた金田誠一・衆議院議員が同席の中で、会合を開いた。川上弁護士は今回の公判の概要・意味を次のように解説した。「裁判長は、この問題を放置するのではなく、和解への話し合いができないかという話しをしました。これは意外でした。厚労省は実態調査をし、その結果が出ましたが、対策は講じません、という態度です。こちら側から、和解に向けての解決案を提示できかにかかってきました。次回の5月18日までが勝負」。予定外の展開の可能性が出たことに戸惑いを示しながら、新たな意欲をにじましていた。原告本人ほかは、今日で裁判を終え、次回判決。それも厳しい判決という思いで臨んだ公判であったことから、一同「裁判をした意味があったことを実感した。厳しい状況には変わりないが、新しい展開に期待できそう、さらに頑張っていく勇気を得た」と吐露していた。

奥村 勝 氏

オクネット代表。明治大学政経学部卒業後、一般企業に就職。さらに東京歯科技工専門学校を経て歯科医院、歯科技工所に勤務。さらに日本歯科新聞社編集部記者、雑誌「アポロニア」(日本歯科新聞社)編集長、新聞「Dental Today」(医学情報社)編集長を歴任

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