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ニュース

2009/06/02

歯科医院経営

歯科医療機関の倒産理由「資金調達・スポンサー難」

帝国データバンクは、2008年度の病院や診療所、歯科医院など医療機関の倒産実態を、このほど明らかにした。調査によれば、過去最悪を記録した2007年度と同じ40件であり、医療機関の倒産は02年度から増え始め、06年度以降は高水準で推移している。01年度以降に発生した252件を施設別に見ると、病院60件、診療所115件、歯科医院77件。病院の倒産が06年度の12件をピークに減少に転じたのに対し、診療所では07年度から2年連続で過去最悪の20件を記録した。歯科医院も昨年度は13件と、01年度の4件から3倍以上に増えている。昨年4月の診療報酬改定では本体部分の改定率が8年ぶりに引き上げられたが、医療機関を取り巻く環境が依然として厳しいことを示す結果となった。この内容を分析すると、病院に関しては、事業が継続できる民事再生法の適用を受けたケースが多く34件(56.7%)と過半数を占めたのに対し、医科診療所、歯科診療所は、診療所は20件(17.4%)、歯科医院は14件(18.2%)にとどまった。また、診療所の倒産は95件(82.6%)が「破産」によるもので、歯科医院でも63件(81.8%)と8割を超えた。全体として、全国の病院数が年々減少しているのに対し、診療所と歯科医院は増えており、帝国データでは、施設増に伴う競争激化が倒産増加の要因とみている。さらに、事業規模が小さい診療所や歯科医院では資金調達が難しいほか、事業価値を見いだすスポンサーが現れにくく、破産を選択せざるを得ないのが現状だとしている。

奥村 勝 氏

オクネット代表。明治大学政経学部卒業後、一般企業に就職。さらに東京歯科技工専門学校を経て歯科医院、歯科技工所に勤務。さらに日本歯科新聞社編集部記者、雑誌「アポロニア」(日本歯科新聞社)編集長、新聞「Dental Today」(医学情報社)編集長を歴任

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