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ニュース

2009/12/18

医療関係団体・保険組合

日医・月刊誌『WEDGE』記事に抗議「大半は歯科診療について」

日本医師会の定例記者会見が12月16日に開かれ、会見に臨んだ宝住与一・同副会長は、月刊誌『WEDGE』(株式会社ウェッジの発行)・2009年12月号に掲載された記事「医師会が築いた医療の闇 メスを入れるのは今」(概要は文末参照)に対し、抗議の声明を発表した。記事内容の要旨は、次のとおり。「医療費は「穴の開いたバケツ」状態で、そこへいくら税金を投入しても、適正な配分はあり得ない」「過剰請求の背景には、戦後60年間、医師会が自民党に取り入って守ってきた、医療界の「閉鎖性」がある」などと説き、医療情報の開示、電子カルテの推進などを求めるというもの。こうした記事内容に対し、宝住副会長は、(1)記事内容の大半は歯科診療についてであり、日本医師会と日本歯科医師会を混同して「医師会」とのタイトルを用いることは多くの読者に誤った認識を与え、日医の名誉を甚だしく傷つけるものであること、(2)日医は情報公開・IT化を推進している組織であり、日医に何ら取材をすることもなく、医療情報が不透明で闇に葬られているかのような記事を掲載したことは極めて遺憾であること、(3)日医は公益法人制度改革に向け着実に準備を進めており、公益法人制度改革の意味を十分理解せず、この認定が歓談ではなく医師会が崖っぷちにあると断じ、日医の存続が危ういかのように論じることは、同界に甚大な被害を与えかねないこと、の3点について抗議。また、審査支払機関への批判が事実に基づかないことを指摘したほか、小見出しで”ゾンビ”との言葉が使われたことに対しても、「言葉の意味を理解した上で用いているのか」と問題視した。宝住副会長は、「記事は極めて不適切であり遺憾。今回の記事は医科と歯科の区別も理解しないまま、思い込みによって書かれ、掲載された。しかし、日医の抗議に対し、WEDGE編集部は『地道な取材の上、記事を作成・公表している』と、開き直りともとれる回答をした。改めて厳重に抗議するとともに、猛省を促す」とし、速やかな謝罪と修正記事の発表を要求している

奥村 勝 氏

オクネット代表。明治大学政経学部卒業後、一般企業に就職。さらに東京歯科技工専門学校を経て歯科医院、歯科技工所に勤務。さらに日本歯科新聞社編集部記者、雑誌「アポロニア」(日本歯科新聞社)編集長、新聞「Dental Today」(医学情報社)編集長を歴任

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