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ニュース

2009/06/12

医療関係団体・保険組合

日医「2200億円削減」問題改めて撤回要求

6月10日、日医定例記者会見が開かれたが、経済財政諮問会議が6月9日にまとめた、「基本方針2009(素案)」について日医の見解を報告した。医療界全体が、反対・削減している「社会保障費の削減」について、”『基本方針2006』等を踏まえ、歳出改革を継続する”、”改革努力を継続する概算要求基準を設定する”といった表現に止まっていることを指摘し、「本当に、医療崩壊という危機的状況を、いまだに理解されていないことを遺憾に思う」と改めて中川俊男・日医常任理事が述べた。さらに、与謝野馨・経済財政政策担当大臣が会議後の記者会見で、「社会保障費は毎年1兆円程度増えており、その伸びを2200億円削減している、社会保障費を削り取っているわけではない」と発言したことに、「あるべき自然増から見ると大幅な削減を強いられている。本来あるべき医療費の増加の削減は、医療現場にとっては医療の後退を強いられている実感がある」と批判した。また、財政制度等審議会の「平成22年度予算編成の基本的考え方について」について、日医が見解を出していたが、補足・追加する形で、「高齢者医療制度」、「病院・診療所間の診療報酬配分」、「それぞれで働く医師の給与水準」、「医師不足・偏在」、「私的医療費の増加・混合診療」などについて、日医総研の調査データなどを示して解説した。中川常任理事は「政府と与党の考え方には若干の違いがあるように思える。政府はやはり財政当局、財務省を中心に考える傾向があるのだろうか。国民の”空気”を読んでほしい。自民党のマニフェストには診療報酬の引き上げが盛り込まれるとの報道もあるが、ぜひそうしていただくためにも2200億円削減自体を撤回していただきたい」と繰り返した。

奥村 勝 氏

オクネット代表。明治大学政経学部卒業後、一般企業に就職。さらに東京歯科技工専門学校を経て歯科医院、歯科技工所に勤務。さらに日本歯科新聞社編集部記者、雑誌「アポロニア」(日本歯科新聞社)編集長、新聞「Dental Today」(医学情報社)編集長を歴任

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