定年勤務医ら再就職を−働きやすい求人情報発信

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読売新聞 2013年10月11日

病院を定年退職したベテラン勤務医らの再就職を促そうと、県や医師会などでつくる「県地域保健医療推進機構」(広島市南区皆実町)が、「当直なし」など高齢の医師でも働きやすい求人情報を集める取り組みを始めた。

県内の医師の25%を占める60歳以上の人材を医療現場につなぎ留め、人材を確保するのが狙いだ。

同機構は、県内の医療機関の情報を集めたホームページ「ふるさとドクターネット広島」(http://www.dn-hiroshima.jp)を運営し、登録する医師や学生らに求人情報などを提供。2012年度から本格的に、病院や医師の常駐が義務付けられている介護老人保健施設などで、当直勤務のある場合が多い「常勤」と、当直はないが勤務日数が週数日にとどまる「非常勤」に分けて情報を集め、紹介を始めた。

初年度は8人がこの制度を使って就職し、このうち5人が60歳以上。

ただ、4人は「当直はないが、平日のほとんどで勤務」を要望したため条件が合わず、同機構が病院と個別に交渉するなどして再就職につなげたケースもあった。

このため、同機構では従来の「常勤」「非常勤」の区分だけではベテラン医師のニーズに応えられないと判断。

今回、新たに「当直なしで、週4〜5日勤務」のような求人情報を集め、数がまとまり次第、ネットに掲載することにした。

ドクターネットの登録者数831人(今月2日現在)のうち、60歳代以上はわずか約8%の64人。ニーズにあった適切な求人情報が不足していることが一因とみており、新たな取り組みでベテラン医師の登録増加を目指すという。

県医療政策課によると、県内の医療施設で働く医師数は6748人(10年)。

08年に比べて224人増えたが、医療現場で中核を担う30、40歳代は減った。

全体を押し上げたのは高齢化に伴う50、60歳以上の増加で、この両世代で全体の約5割を占めた。県などは県内で十分な医師数を確保するには、定年退職や個人経営の診療所を後継者に譲った医師らが働き続ける仕組み作りが不可欠とみている。

同機構地域医療推進部医監の古川正愛さんは「一線を退いた後も貴重な経験を生かせる場が提供できれば、地域医療の充実にもつながる。ドクターネットに登録し、どんどん情報を活用してもらえるようにしたい」と話している。

(中村隆)

  

http://hiroshima-hm.or.jp/

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