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ニュース

2009/07/07

医療関係団体・保険組合

埼玉県吉川市・フロリデーション実現へPRや啓発活動を展開

 虫歯予防に効果があるとされる水道水フロリデーション(フッ化物濃度調整)を実現するため、このほど、埼玉県吉川市は市内の歯科医師や自治会長、市議らで構成するフロリデーション推進協議会(会員数12人)を発足させた。健康への影響を心配する市民もおり、今後PRや啓発活動を展開する。市担当者によると、こうしたフロリデーションへの取り組みは県内初で、全国的にも珍しいという。 市は先月、日大松戸歯学部や日本口腔衛生学会と学術・技術支援協定を締結。吉川市は2006年、健康福祉部と政策室がフッ化物応用研究会を結成。虫歯予防の観点から、水道水フロリデーションを市民の歯科保健を向上させる有効な手段と位置付け、積極的に取り組む方針を打ち出した。6月4日からは、市保健センターと市内の歯科医院4カ所にフッ素を添加した水を入れた給水器を常設。多くの市民や患者に試飲体験してもらっている。体験者へのアンケートでは、フロリデーションの早期実現を希望する意見が多いという。 協議会は今後、夏祭りなどのイベントで市民に添加水を試飲してもらう一方、大学教授らが出前講座を実施して効果や安全性を説明する予定だ。推進協議会会長の戸張英男・吉川歯科医師会長は、「フロリデーション水が虫歯予防に効果があることは、学術的に結論が出ている。キャンペーンを通じ、導入実現に向け市民の理解を求めていきたい」と話している。 水道水フッ素化は1969年、WHOが推進勧告決議を採択して以来、わが国はずっと共同提案国、あるいは賛成国としての立場を世界に示しており、1971年、厚生省から通達を受けた日本歯科医師会は「フッ化物に対する基本的見解」を発表している。日本歯科医師会、厚生労働省、学会は、水道水フロリデーションを中心としたフッ素の利用が最も優れていることを認めている。

奥村 勝 氏

オクネット代表。明治大学政経学部卒業後、一般企業に就職。さらに東京歯科技工専門学校を経て歯科医院、歯科技工所に勤務。さらに日本歯科新聞社編集部記者、雑誌「アポロニア」(日本歯科新聞社)編集長、新聞「Dental Today」(医学情報社)編集長を歴任

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