口腔機能が低下した人や介護する家族らをサポート

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ジーシー 口腔健康 専門家が常駐し啓発

産経ニュース 2013年8月27日 05:00

9月都内に拠点開設

健康な口がおいしい食事や楽しい会話、健やかな身体につながる−。

そうした視点で口腔(こうくう)の健康づくりの必要性を伝える啓発拠点が東京都内で9月に誕生する。

仕掛けるのは、歯科医療機器メーカーのジーシー(東京都文京区)だ。

来月18日に「食と歯科医療が交差する場」として開設するのは「Kamulier(カムリエ)」で、JR御茶ノ水駅から徒歩7分に位置する。

加齢や障害で口腔機能が低下した人や介護する家族らをサポートすることが狙いだ。

打ち出すコンセプトは「イージー・テイスタイル」。誰もが肩を並べておいしく食べられる生活文化を広めたいという思いが込められた造語だ。

広さは95平方メートルで、キッチンやセミナールームなどで構成される。物販スペースに約75種類の口腔ケア用品と100種類程度の介護食をそろえることも売りだ。

その拠点を生かす目玉の企画がワークショップ。例えば、口腔機能低下者にやさしい食事の調理法をテーマに実習する。

加えて管理栄養士と歯科衛生士が常駐。栄養のバランスを考慮しながら個々人の口腔状態に適した介護食の選び方について助言するほか、歯ブラシ、歯間ブラシなどのケア用品の使い方や入れ歯の洗浄法についてきめ細かくアドバイスする。

またカムリエ開設を機に同社は「口腔機能低下者とその家族が一緒に楽しく食べられる環境を実現したい」との思いで、パティシエ(洋菓子職人)と協力し新感覚のケーキも開発中だ。拠点で吸い上げたニーズを踏まえ、食品メーカーと共同で口腔の健康対策を支援する商品・サービスを開発する可能性も探りたい考えだ。

1921年設立の同社は、歯科医師や歯科衛生士らが用いる機械や材料の研究と製造で実績を積んできた。カバーする品目は幅広く、歯科診療で使う専門のチェアや歯を削る機材から入れ歯の材料まで手がける。

日米欧と中国の生産拠点と独自の品質管理システムを生かし各消費地に密着した販売に力を入れ、12年度売上高は前年度比3.8%増の779億円と3年連続で前年を上回った。

同社は健康に長生きする「健康長寿社会」の実現に寄与するとの経営課題を掲げており、今回の取り組みはその一環。冨澤実取締役は「カムリエを通じて適切な口腔ケアの必要性や食べることの大切さを訴えたい」と強調し、「自社ブランドの価値を一般消費者に認知させたい」とも話している。

(臼井慎太郎)

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