口は命の入り口、心の入り口でもある
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第29回日本顎咬合学会の学術大会・総会会場の東京国際フォーラムへ行く。例年は土曜日に行くのであるが、野球観戦を優先して今年は日曜日(6月12日)となった。この会場では多くの方とお会いできる機会がある。今は亡き方々との会場での懇談も思い出された。義歯の大家の村岡博さん、国際デンタルアカデミーの保母須弥也さんなど。昨日は、展示ホールで赤石健司さんに会う、「64歳になりましたので、週に1回岐阜に行くのも辛くなり、朝日大学副学長は辞めました」と言っていた。また、通信販売企業のトップの方とも、この会場では懇談できる。全国各地で活躍する著名な臨床家の歯科医師たちが顔をそろえるので、若い歯科医師が刺激を受けることができる会場だ。今年もポスターセッション会場を回ったが、各テーブルクリニックコーナーでは若い歯科医師たちが熱心に講師の話を聴講していた。
公開フォーラムは、かむことの向こう側に見えるもの「よくかんで五感を楽しむ食育のススメ」。
ジャーナリストが食育の光と影にメスを入れ、ベテラン研究者が「噛めば噛むほど味の出る話」を科学した。
口から食べることの驚くべき力を、参加者は一緒に体験。
「食音」
シャキシャキ、パリパリッ、ポリポリッ。
歯ざわり、歯ごたえ、噛みごたえ、そして美味しさを嗅ぎ分ける。
それはシ・ア・ワ・セの臭いの嗅覚。
微妙な感覚、それらを総動員して、口から、よくかんで、おいしく食べる。
そのとき、その向こうにみえてくるものがある。
それを伝える公開フォーラム。
口は命の入り口、心の入り口でもある。
それを訴えた。なお、歯学図書コーナーは会場外に設けられていた。
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