医薬・食品などの品質管理における自動化・省力化を実現−高感度・高速の異物分析

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島津製作所、S/N比6万:1の高感度フーリエ変換赤外分光光度計を発表

マイナビニュース 2013年8月23日(金) 20時24分配信

 

島津製作所は8月23日、医薬、食品、化学・高分子などの分野における異物分析や確認試験を高感度、かつ数秒の高速反応もモニタできるフーリエ変換赤外分光光度計(FTIR)「IRTracer-100」を発表した。

 

医薬、食品、化学・高分子分野などの品質管理部門において、製品に混入あるいは付着した異物の分析はますます重要となっている。

こうした現場では、より小さく、微量の異物を初心者でも簡単かつ高感度に分析できるシステムが求められている。

また、新素材などの開発においては、0.1秒以下といった短時間で変化する反応の途中の状態をモニタし、より良い素材を探索する研究が増えている。

 

同製品は、これらのニーズに対応するため、干渉計の安定化や赤外光量の増加、除湿器の内蔵などの工夫によって、クラス最高の6万:1のS/N比を実現。

数mm〜10数μmの異物を簡単に安定した測定できる。

さらに、「LabSolutions IR」の異物解析プログラムにより、混合物成分のスペクトルを主成分と副成分に分けて自動検索が可能で、これまで数十分程度必要だった解析をわずか数秒で行うことができる。加えて、ppmレベルの濃度の添加剤などのスペクトルも高い感度で測定でき、同定などの分析が初心者でも簡単に行える。

 

また、従来製品では最短で5秒ごとでしかスペクトルを得られなかったが、「IRTracer-100」ではオプション機能のラピッドスキャンにより、1秒間に最大20スペクトルを測定することが可能。

紫外線硬化樹脂や光硬化歯科材料といった高分子材料の硬化反応など、数秒で完了する高速反応過程を緻密にモニタできるとともに、反応率の時間変化も計算できる。

 

一方で、中・大規模なラボでは、FTIRの他に液体クロマトグラフや(LC)ガスクロマトグラフ(GC)など様々な分析機器を使用している。

「LabSolutions IR」は、FTIRだけでなくそれらの機器をネットワークに接続し、データやユーザーの管理を一元化することができる。

また、従来製品では約1000点だった標準の赤外スペクトルライブラリを約1万2000点に拡張し、未知試料の定性も標準ライブラリで行える。

この他、従来製品にはなかった簡単マクロ機能を搭載し、作業をドラッグ&ドロップするだけでルーチンワークをパッケージ化でき、医薬・食品などの品質管理部門における確認試験の自動化・省力化を実現する。

 

なお、価格はPCとソフトウェア別売りで395万円(税別)となっている。

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