帝国データバンクによると、2010年3月の倒産件数は1148件で、7か月連続で前年同月を下回った。
2008年10月末に中小業の金融支援策としてスタートした『緊急保証制度』の効果が大きい、とされている。
しかし、承諾率が高い都道府県ほど倒産件数が増加傾向にあった。
急激な景気後退を背景に倒産に追い込まれた企業が増加した都道府県ほど資金繰りに窮し、保証制度を利用しているケースが多いと見られている。
緊急保証制度の承諾比率が高いということは、救われる企業が多いのに、この制度を利用しないために倒産するケースも多いことを意味しているようだ。
茨城県34.9%、滋賀県30.7%、東京都29.9%、福岡県28.3%、静岡県26.3%の承諾比率。
承諾比率が低かったのは、福島県11.2%、宮城県11.2%、宮崎県11.5%、山形県11.6%。
資金繰りに余裕があって、緊急保証制度を利用しない企業が多いことを意味しているようだ。
ちなみに、歯科業界では、この制度をどれくらい利用しているのであろうか?
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