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ニュース

2009/11/11

厚生労働省・行政・政治

レセプトオンライン・平野官房長官「手挙げ方式などの考え方を採るべきだ」

10月9日の参議院予算委員会の、櫻井充・参議院議員(民主党)の質問「レセプトオンラインは医療機関で大きな問題となっています。”オンライン義務化”は、高齢者には大変な重荷になっており、死活問題になっています。医療機関が導入の是非を決められる”手挙げ方式”にすべきではないか」に対して。「オンライン化すれば、医療行為の時間を割いてレセプトの請求に時間をかけなくてはならず。本末転倒だという声もある。レセプトのオンライン化という考え方は否定しない。現場の医療従事者の気持ちを十分斟酌しながら、過度の負担をかけない制度設計にしていくことが大事だ。手挙げ方式や現場から積み上げていく考え方を採るべきだ」と述べた。 一方、長妻昭・厚生労働大臣は9日、2011年度からすべての医療機関が原則として義務付けられるレセプトのオンライン請求について、手書きでレセプト提出している医療機関はオンライン請求を「努力事務」とし、医療機関の判断に委ねる方針を固めたようだ。当初の厚労省による改革案から後退した形になったのは否めない。また、足立信也・厚生労働政務官は11月8日、都内で開催されたシンポジウム後の、レセプトのオンライン請求についての取材に対して、「オンライン請求が理想としながらも、あくまで原則化であり、紙レセプトで請求している医療機関のオンライン化は、努力義務」と述べた。改正省令は、近く公表するとした。平野官房長官の答弁には関係者から戸惑いの声もあったが、長妻大臣、足立政務官の発言のように「努力事務」において収束を図りたい思惑も露呈しているが、全国保険医団体連合会は、あくまで”義務化”撤廃を要求しており、まだ議論の推移に注目する必要がある。

奥村 勝 氏

オクネット代表。明治大学政経学部卒業後、一般企業に就職。さらに東京歯科技工専門学校を経て歯科医院、歯科技工所に勤務。さらに日本歯科新聞社編集部記者、雑誌「アポロニア」(日本歯科新聞社)編集長、新聞「Dental Today」(医学情報社)編集長を歴任

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