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ニュース

2009/06/30

学会・学術

ノルディックウォーキングの普及を期待

日本アンチエイジング歯科学会(松尾通会長)は6月28日、東京・江東区青海のタイム24ビル研修室で、スポーツ運動部会スペシャルセミナーを開いた。歯科領域の拡大を日本歯科医師会の代議員会などで提唱してきた松尾通さんは、ノルディックウォーキングに着目し、日本アンチエイジング歯科学会にスポーツ運動部会を設けた。

今回のセミナーは、歯科関係者の健康作りへのアドバイスとして企画された。後援はフィンランド大使館。協賛は、ノルディックウォーキングのポールを提供するGymstick Japan (株)と歯科医院の経営相談などの(株)デンタル・マーケティング。はじめに、松尾会長が挨拶し以下経緯を述べ、ノルディックウォーキングの普及を期待した。

<松尾通会長の挨拶>

ノルディックウォーキングというスポーツは、1980年代頃からフィンランドで始まったものであるが、全世界で愛好者が増え続けている。最も盛んなのはフィンランドを除けばドイツで2500万人の人たちが楽しんでいるという。日本の愛好者はまだ10人程度だ。しかし、誰もがいつでもどこでも気軽に出来るし、ファッション性もあるのでいまじわじわと人気が出ている。ノルディックウォーキングには2本のストック以外何もいらない。ウォーキングとランニングの中間に位置づけられるが、ウエイトロスや有酸素運動に効果的で、行政や医療界からも注目されている。その発表会が静岡であったので参加してみたが、会場の駅前ホテルにはフィンランドの大使館広報部、マスコミ、地元の人たちが集まって賑やかだった。インストラクターがいて、ウォーキングに2本のストックをどう使うのかを教えてくれた。日本アンチエイジング歯科学会では、このスポーツに注目し、スポーツ・運動部会を設けた。ついで、日本アンチエイジング歯科学会の理事で、スポーツ運動部会の杉山義祥部会長(日本スポーツ歯科医学会理事、日本スポーツ・健康づくり歯学協議会会長)が、「スポーツ歯科の現状と展望」と題して講演した。また、五十嵐一誠理事が、横浜ベイスターズ・オフィシャルチーム・デンティストの立場で、「スポーツの役割」と題して話をした。

また、基調講演「アンチエイジングと運動・スポーツ —サクセスフルエイジングのためのPHYSICAL ACTIVITY      —」小熊祐子慶應義塾大学准教授(スポーツ医学研究センター・大学院健康マネージメント研究科)が行われた。このほか、歌手の真気さんのノルディックウォーキングイメージソングの発表があった。最後に、藤田和樹大阪大学教育実践センター准教授の講演と実技「ノルディックウォーキングのテクニックとエクササイズ」が行われた。なお、藤田准教授は、国際ノルディックウォーキング協会マイスターインストラクターであった。参加者全員による路上での実技は、午後からあいにくの雨となったため変更されビル内で行われた。ノルディックウォーキングはポールを使用するので、歩行1分間で約10メートル速くなるという。また、歩行による膝への負担は、約20%減少。

「自転車は足だけの負荷であるが、両腕を使用するノルディックウォーキングは、バランスが取れる運動であり、しかも疲労感は少ない」と藤田准教授は述べていた。広いビル内をノルディックウォーキングで、何度も回った参加者たちは、周回を重ねるにつれて”コツ”を覚えて軽快な足どりとなり、楽しそうに歩き回った。

<取材後記>

金曜日に考えごとをしていて、迂闊にも千代田線の電車内にバッグを置き忘れた。電話でメトロの事務所に確認したら、霞ヶ関の駅事務所にバックは届けられていた。幸運である。バッグには、カメラやテープ、取材ノートなど入っていた。取手発午前7時2分の電車に乗り、8時に霞ヶ関駅へバックを受け取りに行く。ゆっくり歩きながら、虎ノ門から新橋方面へ。日曜日の朝である。人もまばら。新橋駅から「ゆりかもめ」に乗って、会場へ向かう。午前10時からのセミナーであるが、控え室で松尾通さんと杉山義祥さんに挨拶し、雑談の中で日本歯科医師連盟などの情報を得ることができた。松尾さんから今回の司会を務めた石田恵子さん(歯周病のコーチングなどのコースコーディネーター)や歌手の真気レーベルさんなどを紹介された。

 大学卒業後OLを経てモデルを始める。

2005年北海度で遭遇した”タンチョウ鶴”の美しさを歌にした「サルルンカムイ〜湿原の神〜」でCDリリースし、本格的歌手活動を開始したという。歌手活動のほか、現在はFMラジオのパーソナリティの経験を経て、新聞コラム執筆。多才であった。

「やってみなさい」と松尾さんに誘われたが、ノルディックウォーキングの実技は傍観した。

医科歯科通信記者

長年にわたり歯科界の動きをチェックし、鋭い視線で切り込みます。茨城県出身。(医科歯科通信)

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