スタディーグループ紹介 「OZの会」

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実力をつけ活躍している歯科医師を輩出 

 

"誰でも気楽に参加できます"

 

会長の塩路昌吾さんにスタディーグループについて聞いたが、塩路さんは、東京・渋谷区恵比寿南で開業しているが、出身は九州歯科大学であった。

同大学の出身者で関東で開業し、活躍している歯科医師たちについて、話題にしたあと、「OZ(オズ)の会の発足は昭和62年10月、新橋の林歯科商会(現存していない)の古びたビルの一室でした」と述べた。

— どのような経緯で発足したのですか?

塩路 

当時、横浜歯科臨床座談会はじめ、火曜会、ゼロの会などがあり、私たちも何か勉強会を作ろうか、話し合いました。

当時、東京・六本木で矯正の2年コースがあり、私は5年間、矯正コースのアシスタントをしてたのです。

矯正の2年コースを受講した若い先生たち9名や同級生たちなど(高木俊久・森文彦・相田能輝・山田正一・工藤登三和・工藤有子・井上健司・佐々木高憲・塩路昌吾)が集まり、歯科全般を偏りなく幅広く勉強しようということで結成し、月1回開催していました。

初めは会員の発表だけをしていたのですが、その後外部から講師を招くことになりました。

—珍しい会名ですが、会名の由来について

塩路

会の名前をどうしようかと考えましたが、人の真似はしたくはなので、「OZの会」としました。

この名称は、「OZ(オズ)の魔法使い」から命名したものです。

少女ドロシー・ゲイルは「虹の彼方のどこかによりよい場所がある」と夢見ていたのですが、旅の途中で彼女は知恵がない案山子、臆病なライオン、心を持たないブリキ男に出会います。

それぞれが心、勇気、頭脳を求めて旅をしたのですが、難辛苦の末、目的地点に着いた時には、それらの求めていたものが備わっていたという「OZの魔法使い」の物語に感銘を受けたのです。

—発足後の会の経緯について

塩路

10人前後でスタートし、当初は東京新橋にあった林歯科商会の2階にあった会議室を借りていましたが、現在は、渋谷区歯科医師会の会館会議室を使用しています。

「OZの会」はこれまでにさまざまな変遷をしてきましたが、発足から20年が経過しました。

結成当時はすべて会員の発表だけで、自由発表であったり、テーマを決めての討論であったりしましたが、EBMを知った上のこともなく、何となく知識を吸収しようとしていたことが多く、口腔内写真もやっとのことで揃える状態であったため、すぐに行き詰ってしまいました。

その当時の大変な思い出の1つに、発表者と私とお世話いただいた業者の3人しか集まらず、寂しい思いをしたこともありました。

それでも、年1回開催の総会では著名な先生をお招きし、ご講演を聴いたり、スタッフミーティングの会をもつなど、仲良くやっておりました。

その後、私自身が昭和49年からインプラントに熱中していたこともあり、10年ほど前からサイナスリフトのライブサージェリーを中心としたコースを持ち、受講生を会員としたため、現在では300名以上になっています。

これまでに優秀で、努力され、実力をつけ活躍されている先生を輩出しました。

覚本嘉美先生(JMM)、田中譲治先生(マグネット)、高松和広先生(プラトン)、富永正志先生(顎関節)、柏原今毅先生(オステオトームテクニック)のほか、何名かの先生が知られるようになりました。

— 会の特徴は?

塩路

会は月1回の日曜日に開いていますが、年会費はとっていません。

毎月の会は、FAXで会員には通知しており、渋谷区歯科医師会の会報にも掲載をしてもらっているので、誰でも気楽に参加できます。

毎回、出席した方から3000円いただいています。

今後は、参加者がすくなくなると講師への謝礼で赤字になるかもしれません。

巻頭の挨拶のあとで、「OZの会」ではさまざまな情報を得るために、最初に歯科業者による製品説明の時間も30分あります。

次に会員の発表(特に診査、診断、その治療計画を確実にした、できれば経過のある症例の発表をお願いしています)とし、その後はディスカッショで盛り上がっています。

最後に外来講師による特別講演となります。

各分野の先生によるご講演は知識、手技やスキルの習得に及びます。

 —今後の課題について

塩路

 最近、特に感じることは学問、技術は一時も滞ることなく、絶えず進歩、変化してるということです。

油断しようものなら、この歯科界から取り残されそうです。

 ただ単に目を見張るだけでなく、客観的にも評価できる会でありたいと思っています。

最終的には、インプラントが失われた歯牙に代わる強力な「機能」と「審美」を再生させる治療として認められ、一般的な選択肢として求められるような時代であっても、1本の天然歯の大切さを常に念頭に置く会に、また患者さんのための治療を、コミュニケーションを大事にする会にしたいと思っています

 

会長 : 塩路 昌吾

東京都渋谷区恵比寿「ユニオン歯科医院」

1966年 九州歯科大学 卒業

1973年 東京都渋谷区恵比寿にて開業

現在に至る

 

日本口腔メディカルプラント学会 認定医・指導医

アメリカインプラント学会 認定医

ICOI ディブロメイト

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