2013年10月21日 (月)
中央社会保険医療協議会保険医療材料部会は16日、次期保険医療材料制度改革に向け、医療機器業界から意見聴取を行った。
業界団体の日本医療機器産業連合会等5団体は、現行制度では償還価格の予見可能性が低いと問題点を指摘し、市場評価に大きな差がある製品を同一機能区分内に設定する「複数価格帯制度」を提案した。
現行制度は、医療機器の機能区分ごとに償還価格を収載するものとなっているが、意見陳述で業界側は、「同じ機能区分内に市場評価が大きく異なる製品が混在していることで、償還価格の予見可能性が低く、イノベーションに向けた新たな開発投資が困難」と指摘。
また、他社の販売価格が響き、実勢価格を下回る不合理な価格設定となるとし、市場実勢価に応じ同じ機能区分内に複数の償還価格を設定する制度を提案した。
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