「口腔がん検診の現状について」のセッション

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臨床細胞学会で歯科関係者による口腔癌シンポジウム

 

第53回日本臨床細胞学会総会は、幕張メッセで6月1日〜3日に開かれたが、2日にはトランスレーションシンポジウムの1つとして「口腔がん検診の現状について」のセッションが行われた。

座長は高田隆氏(広島大学教授)と宮本泰和氏(日本臨床歯周病学会会長)が務め、まず、東京歯科大学臨床検査病理の田中陽一教授が近年の口腔癌の増加傾向と、検査の概略、地域での細胞診の実際と、全国ネットワークへの展望を述べた。

続いて、開業医、特に歯周病専門医の立場から横浜市の吉野敏明氏が、歯科医院での歯周病治療と検査の実情を述べ、今後の細胞診への取組みを提案した。

また、いち早く地区歯科医師会(玉川歯科医師会)で取り組んできた浅野紀元氏(東京都歯科医師会会長)が、地道な働きかけで行政の支援を受けられるようになった経緯などを述べ、今後の歯科における運動の方法や課題について示唆する発表を行った。

最後に、日本大学松戸歯学部口腔病理学講師の久山佳代氏が、口腔癌の急激な死亡率の上昇率の問題をあげ、各地区、歯科医院での取組みの比較を行い、現場の参考となる資料を提示した。さらに検診受診率の上下変動、男女差の問題に触れ、社会的プロモーションの必要性を述べた。

今後、歯科臨床の現場での癌検診、口腔癌の早期発見に期待を抱かせるシンポジウムであった。

 

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