北海道が、実施している「介護予防『口腔機能向上』従事者拡大モデル事業」。
道内9市町が「口腔機能向上支援歯科衛生士」の派遣を受け、介護予防事業実施や職員研修などに取り組んでいる。
口腔機能向上には、歯科衛生士による専門的な介入が必要。
今回派遣を受けた自治体の中には、派遣歯科衛生士や地元歯科衛生士会に依頼し、独自に継続しようという動きも出ている。
その一つが、夕張市。
歯科衛生士と事務補助員を臨時雇用し、8月から、高齢者に対して口の健康推進をPRする介護予防口腔機能向上サービス普及事業に乗り出す。
歯科衛生士が高齢者向けの健康教室や戸別訪問で、高齢者に対して歯磨きや入れ歯の手入れ、口のマッサージなどを指導する。
要介護に陥らない予防策として有効なのが、高齢者の口腔ケア。
食べ物をかんだり飲み込んだりする機能の低下を防ぐこと。
事業は以下。
◎ 市内4か所程度で高齢者向けの口腔ケア教室の実施。
◎ 戸別訪問などによる高齢者向けの口腔ケアサービス。
◎市内の介護関連施設職員に対する口腔ケア指導など。
期間は来年3月末まで。
事業費約160万円は全額、道の緊急雇用創出推進事業で賄う。
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