2019年2月版 歯科関連ニューストップ10

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Dentwave.comでは日々歯科業界に関連するニュースを更新しています。 今回は2019年2月に特に注目度の高かったニューストップ10をご紹介していきます。 ニュースとともに2019年2月を振り返りましょう。
10
「『軟らかいものばかり』は間違い 歯並びの悪い子供が増えた理由」
[日刊ゲンダイヘルスケア]2019/1/31


厚生労働省の2016年の歯科患者調査によると12~20歳未満で叢生(乱杭歯)の割合は26%。4人に1人強は歯並びが悪いという計算になります。なぜ日本人は歯並びが悪い割合が高まってしまうのか?現代の日本人の歯列について時代と文化の変化に沿って解説された興味深い内容の記事です。

9
「歯周病を放置する恐怖 膵臓がんリスクが上昇し2倍以上に」
[日刊ゲンダイヘルスケア]2019/2/17


鶴見大学歯学部探索歯学講座教授の花田信弘教授は「国立循環器病研究センターの発表では、歯周病はすべての臓器に影響を与える。疫学的には分かっていたが、10年前はエビデンスが足りないと言われていたが今、かなりのエビデンスが出てきた」と話しました。世間でも認知度が高まりつつある口腔健康と全身健康の関係性について明記された記事です。

8
「歯周病で勃起不全のリスク3倍に」 [日本歯科新聞]2019/1/31


中国広州市の曁南大学医学部のXincai Zhou氏(口腔医学)らは、「歯周病に罹患していると勃起不全のリスクが約3倍となる」とシステマティックレビュー、メタ分析の結果から明らかにしました。 歯科国際誌『Dental Tribune』によれば、昨年、スペインの研究グループが示唆した結果をさらに裏付けたものとして評価されています。

7
「虫歯なし初の5割超 予防意識が向上、歯磨き定着」 [日本歯科新聞社]2018/2/15


本県の虫歯がない小学生の割合は2018年度に50.1%となり、初めて5割を超えたことが17日までに、県のまとめで判明しました。中学生は58.4%で、小学生と同様に過去最高を更新。高校生は過去2番目に高い54.0%でした。虫歯予防意識の高まりによる歯磨き習慣の定着などで、平成の30年間でそれぞれ43~52ポイント上昇しています。日本人の虫歯罹患率が減少傾向にあり、歯科医療にとって改めて予防医療の重要性が示唆される内容のニュースでした。

6
「10月からの診療報酬 歯科初診料は14点増の251点-厚労省が改定案」
[日本歯科新聞]2019/2/15


今年10月の消費税率の引き上げに伴う2019年度診療報酬改定で、歯科の初診料はプラス14点の251点、再診料はプラス3点の51点と制定されました。厚労省が2月6日の中医協総会で示した改定案によるもので、初・再診料(地域歯科診療支援病院歯科初・再診料含む)および歯科訪問診療料を引き上げる内容となっています。

5
「AIで歯周病やがん発見 東北大とドコモが共同開発」
[共同通信]2019/2/21


21日に東北大学とNTTドコモは21日、人工知能(AI)による画像解析機能を活用し、歯周病や口腔がんなど口の疾患を発見する機能の共同開発を開始すると発表しました。本サービスは2022年度を目途に実用化を目指しています。
今月は口腔がんや舌がんといったキーワードが注目されましたので、本サービスが口腔がんの早期発見を促進させてくれるのではないかと期待が膨らむ内容のニュースでした。


4
「医師3人の免許取り消し、覚せい剤取締法違反などで-行政処分は計24人、厚労省が決定」
[CBnews]2019/2/1


厚生労働省は1月30日、医道審議会医道分科会の答申を踏まえ、医師と歯科医師の行政処分を決定しました。覚せい剤取締法違反などにより、刑事事件で有罪が確定している医師3人が免許取り消しとなり、他にも医師14人と歯科医師7人が業務停止などの処分を受けました。歯科医師の処分内訳は、歯科医業停止3カ月が4人、戒告が3人。効力は2月13日からとなっております。


「衝撃!舌がんステージ4をブログで告白…堀ちえみさんを襲う病魔とは?」 
  [FNN.jpプライムオンライン]2019/2/19

2月19日、タレントの堀ちえみさんが自身のブログでステージⅣの舌がんであることを発表しました。舌がんは口腔がんの中でも最も発症しやすいがんであるにも関わらず、今回のように早期発見を見逃してしまうケースも珍しくはありません。なぜ舌がんは早期発見を見逃してしまうことが多いのでしょうか?舌がんとはどのような病魔なのか?


「治療したはずなのに…銀歯の下がまた虫歯に!? 再発するカラクリとは」 
  [JCASTニュース]2019/2/4
歯を削ったあとの穴に金属の詰め物を詰める、いわゆる「銀歯」が虫歯治療の主流ですが、治療で銀歯にしたにもかかわらず、銀歯があると虫歯になりやすくなる恐れがあります。歯科医療従事者からすれば当然の内容かもしれませんが、多くの方がこちらの記事を読まれました。


「診察室で治療に乗じてわいせつ行為 元歯科医を再逮捕」 
  [カナロコ]2019/1/30
鶴見署は1月30日、準強制わいせつの疑いで、横浜市青葉区あざみ野4丁目の無職の男(29)準強制わいせつ罪で起訴を再逮捕しました。
 再逮捕容疑は、昨年12月1日午後2時ごろ、歯科医師として当時勤務していた鶴見大歯学部付属病院(同市鶴見区)の診察室で、同市の30代の女性会社員に治療に乗じてわいせつな行為をしたとしています。今月は医師による治療中における強制わいせつ事件も発生し、治療中のわいせつ事件も珍しくない事例になりつつあります。


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