歯科学生の研究意欲向上と歯科医療の高度な発展に貢献するSCRP

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1959年、アメリカで始まったSCRP(スチューデント・クリニシャン・リサーチ・プログラム)。日本でも日本歯科医師会の主催により、1995年、第1回日本代表選抜大会が4校の参加でスタートしました。今では全国29校の歯科大学・歯学部が本プログラムに参画するなど、オール日本で取り組む歯科学生のための重要なプログラムになっています。そこで日本歯科医師会の小林慶太先生に、SCRPの歴史や日本代表選抜大会について伺いました。

SCRPの歴史と日本の活動内容

SCRPは米国歯科医師会(ADA)が、創立100周年を迎えるにあたり、デンツプライ インターナショナル インク(現:デンツプライシロナ インク)に対し、歯科学生による研究の実践発表という記念企画の講演を依頼したことに端を発します。約60年後の現在、この活動は世界5大陸からの参加者を加えて開催され、2018年より発表の場をADA年次大会から国際歯科研究学会米国部会(AADR)に移しています。今年の3月に開催されたAADR学術大会(米国フォートローダーデール)では、昨年のSCRP日本代表選抜大会優勝者の発表が行われました。

日本の参加は1995年からで、当初はわずか4校でした。ところが2009年1月、文部科学省の歯学教育の改善・充実に関する第1次報告に、「学部教育の初期の段階から、こうした研究マインドの育成に取り組むことが求められている」と記されて以降、歯学系大学でSCRPを教育プログラムとして活用する機運が一気に高まりました。その結果、現在では全国29校の歯科大学・歯学部がこのプログラムに参画して・・・

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小林 慶太
  • 松葉デンタルクリニック 院長
  • 公益社団法人日本歯科医師会 常務理事
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