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【オピニオンリーダーに聞く】グローバルな歯周病学会を目指し、海外の学会と連携、年次大会を開く

日本の歯科臨床医を対象とした日本臨床歯周病学会は、今年で設立36年目を迎え、会員も約4,500名に増えました。同学会理事長である浦野智先生に、学会の活動内容や理事長としての思い、さらに今年の10月、バンクーバーで行われる、同学会や日本歯周病学会との共催による、第104回アメリカ歯周病学会(AAP)年次大会についてもお聞きしました。

AAPに参加した先人たちの思いからスタート

日本臨床歯周病学会は、1983年、「臨床歯周病談話会」としてスタートしました。当時は主に大学の教員らによる研究発表や情報交換の場であった「日本歯周病学会」はありましたが、臨床医はほとんどおらず、臨床に関する情報もありませんでした。

そのような中、日本の臨床歯周治療の先達である川崎仁先生、鈴木文雄先生、船越栄次先生らの、臨床医が主導する、臨床に満ち溢れた学会であるアメリカ歯周病学会への参加を契機に、ぜひ日本でもそのような学会をつくりたいという熱い思いから誕生したのが、「臨床歯周病談話会」です。その後、「日本臨床歯周病学会」と改称し、さらに「特定非営利活動法人日本臨床歯周病学会」として法人格を取得するに至りました。

会員は日本を代表する著名な歯周治療の臨床医をはじめ、開業医や大学病院、総合病院の歯科医師、さらに歯科衛生士、歯科技工士、歯科助手らのコ・デンタルスタッフで構成されています。

設立の原点である「会員が相互に膝を突き合わせて歯周治療についてディスカッションする」ことは、今も当学会の大切な理念であり、年次大会がその場として最も重要であると位置付けています。本年は広島での開催が予定されています。また、当学会は日本歯周病学会とも親密に交流し、学問と臨床の両面において協力関係を築いています。過去4回にわたり日本と協同して開催されたアメリカ歯周病学会においても、両学会が相互協力して盛大に開催され、多くの会員が研究や臨床を発表し、高い評価を受けています。

さらに、我々はグローバル化を目指し、アメリカ歯周病学会だけではなく台湾歯周病学会(TAP)とも強固な連携を結び、情報交換や学会への相互参加を積極的に行っています。

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浦野 智(うらの・さとる)
  • 浦野歯科診療所 院長 日本臨床歯周病学会 理事長

1988年、大阪歯科大学卒業。1992年、医療法人貴和会歯科診療所勤務。1999年に大阪市で浦野歯科診療所開設。2013年、The Japan Institute for Advanced Dental Studies理事長。2014年、東京歯科大学歯周病学講座客員講師。2016年、東京医科歯科大学歯周病学講座非常勤講師。2017年4月より、日本臨床歯周病学会理事長を務める。

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