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【企業トップに聞く】歯科領域の健康管理を目指しMiと審美治療の製品を開発

豊かな健康長寿社会を築いていくために、人が生きていく上で欠かせない「食」の入り口である歯の健康が重要視されています。そのベースとして治療による天然歯への侵襲を最小限に抑え、審美的な結果を導き出し、患者のニーズを汲み取ることのできる歯科治療、また、治療と予防一体型の歯科医療の展開が提唱されています。この考えを実現する製品を開発し、展開しているのが松風です。今回は根來紀行社長に、コンセプトや製品開発、歯科医療への思いについて伺いました。

患者様の満足と幸せを願い、MiCDをコンセプトに

Dental Tribune Japan:歯科治療はこれまでの欠損を修復する時代から、天然歯をいかに長く保っていくかの時代に入ってきていると思いますが、そうした流れの中での御社のコンセプトを教えてください。

根來社長:近年の歯科臨床は、Mi(Minimal intervention)という、天然歯への侵襲を最小限にするという考え方がベースとなっています。当社の製品である修復材料でいえば、例えば、う蝕治療においては、歯の切削を最小限に留めて修復し、歯質を出来る限り保存していくという考え方です。当社は、そのようなニーズに応えられる製品を提供し続けることを使命としています。ただ、患者様は、単なる機能回復だけでなく、審美的な治療を求められます。材料に審美性が加わることで、真の満足を引き出すことができます。

そこで我が社は「MiCD」(Minimally Invasive Cosmetic Dentistry)というコンセプトを推進しています。つまり、最小限の侵襲による審美歯科治療という考え方です。

現在、コンポジットレジン、ボンディング材、補綴材料や研削材などについては、このコンセプトに沿った製品開発を行っています。それによって患者様が満足され、幸せになれることを願って、日々取り組んでいます。

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根來 紀行(ねごろ・のりゆき)
  • 株式会社松風 代表取締役社長 社長執行役員

1981年、関西大学大学院工学研究科修了。1981年、松風入社。研究開発に従事し、1985年に光重合型コンポジットレジン「松風ライトフィル」、1994年に光重合型歯冠用硬質レジン「ソリデックス」などを開発。2003年に取締役研究開発部長、2007年に常務取締役研究開発部長。2009年6月から現職。

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