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2016/07/01

日常臨床の“あるある”を見直す 補綴再製ゼロプロジェクト チェアサイド編 (6) 知識の共有で生まれる“チームの熱量”

ついに歯界展望でも連載開始!補綴に関わるチェアサイドとラボサイドのやりとり、日常臨床の“あるある”を見直す補綴再製ゼロプロジェクト。知っている人には当たり前、でも、多くの現場で起きているという事実を、筆者の臨床や研修業務を通じてお伝えします。気楽な気持ちで読んでください♪

6. 知識の共有で生まれる“チームの熱量”

前回は印象材にかかる応力によって、印象材がのびてしまっている、という事例を紹介しました。
印象材がのびてしまう可能性としては、印象材の硬化が不十分な場合があります。

こうした印象材の変形要因など、臨床あるあるに関しては、歯界展望2016年4月から平行して書いています。
こちらもぜひご覧になってください。

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さて、この写真は、佐野が歯科医院さんでスタッフ向けの研修をさせてもらっているものです。
そもそもなんですが、私がこの「補綴再製ゼロプロジェクト」をはじめたきっかけというのがあります。

「再製の多い歯科医院さんがあってね。でも取引額も多く、ラボからは強く言えないんだよ…」
歯科技工所からの相談です、リアルですね。
もちろん、歯科医院さんとしても再製を出してたくて出すところはありません。

「それは技術の問題だ」と言うのは簡単なのですが、それだけではなかなか解決しません。
やり方だって、特殊なことをしているわけではないし、何かきっとチェアサイドでもラボサイドでも見逃している盲点があるはすだ。
そんな風に考えました。

そこから、私のチェアサイドとラボサイドの検証が始まりました。
やっぱり現場に出てみるとわかることがあるんですね。

寒天アルジネート印象で問題のあるところ、シリコーン印象で問題のあるところ、医院さんによって違うわけです。
ラボだって、模型製作に問題があるところ、品質チェックに問題のあるところ、いろいろあるわけです。

ここは第3者という立場から、エビデンスに基づいた情報提供が有効と考えました。
そして実際に研修をしてみました。
そうすると、歯科医院さんの再製率が下がり、大きな結果につながりました。

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それ以上に私が実感したのが、チーム医療の構築でした。

特に、印象や模型を扱うことの多い歯科助手さんや歯科衛生士さんは歯科技工の専門知識を学ぶ機会はありません。
そこにわかりやすい情報発信をすることで、知識の共有ができ、臨床のつながりを知り、自分の作業で臨床結果が変わることを実感することにつながりました。

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研修をした歯科医院さんに再訪すると、こんな紙がはってあるわけです。
具体的にどういう内容にするかはラボさんと医院さんで事前に調整しているのですが、僕が話した内容をマニュアルにしているんですね。

嬉しいですね♪
僕はこれを「チームの熱量」と言っています。

熱量が高いと組織に活気がでてきます。
結果として歯科医院にしても歯科技工所にしても、経営がよくなるわけですね。

歯科技工士として単に技工物を作るのではなく、良質な臨床やチーム、患者さんへの対応を一緒に考え構築していく。
これが佐野の活動しているデンタルパートナーという役割です。
具体的に何をしているのか、というのはあらためて書かせていただければと思います。

デンタルデザイン ラボコミュニケーションズではスタッフ研修に関するご相談を受け付けております。
私たちのスタッフ研修が好評なのは、研修前後をコンサルティングでフォローしているのと、条件が合えば助成金を活用することで、院長先生の負担を最小限にして最大限の効果を発揮することをプログラムにしているからなんですね。
詳細はプロフィールにある弊社HPからお問い合わせください♪

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