なぜ口腔ケアが必要か

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口腔ケアの必要性に異議を唱える方はいらっしゃらないと思います。歯周病、う蝕の原因になることはもとより、口腔内の細菌が原因で感染性心内膜炎、動脈硬化、心筋梗塞、糖尿病、早産、低体重児出産といった全身に及ぼす疾患の原因となります。
しかし、介護の現場でも口腔ケアという言葉が認知されるようになっても、誤嚥性肺炎はなかなか減少しないのが現状です。口腔ケアを行っても成果が上がらない最大の原因は、落とした細菌を吸引していないからです。口腔内の細菌を飲ませないことに重点を置くことが口腔ケアの成果を上げるポイントです。落とした口腔内の食物残渣やプラークは、確実に体外に吸引して体外に排泄させることが重要です。
VIVA Q 訪問診療用バキューム
ナカニシ独自の構造のバキュームボトルと水検知センサーを搭載することにより液体の侵入による故障を軽減。使用環境によりフットペダル、吸引歯ブラシ、キャリングバッグが用意されている。

▲VIVA Q本体

▲フットペダル

▲吸引歯ブラシ

▲キャリングバッグ

口腔ケアのゴール
健康な方でも食後のブラッシングは必要ですが、介護の必要な方であれば、自分で確実なブラッシングができないため、介護職、看護師、歯科衛生士が口腔ケアを行わなければなりません。健康の度合いによって口腔ケアのゴールは異なります。手術後の人工呼吸器管理が必要な方は、口腔内の自浄性が大きく下がることからPMTCのような徹底的なプラークの除去が必要となります。 また、感染に対する抵抗性の低い寝たきりの患者さんにもPMTCが必要となります。
唾液分泌の低下(口腔内の細菌数増加)


不顕性誤嚥(サイレントアスピレーション)


肺炎リスクのアップ

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