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2013/10/24

第1回 私とインプラントの出会い

はじめに

今回より、こちらの歯科衛生士向けコラムを担当することになりました。インプラント専門歯科衛生士の阿部田 暁子です。どうぞよろしくお願いします。 専門的なお話と、そのときどきにわたしが思っていることを「徒然なるままに」と題して、皆さんへお伝えしたいと思います。

現在、私はインプラント専門クリニックのオペの臨床と歯科衛生士業務の傍ら、インプラントメーカー主催の様々なセミナー(代表として㈱モリタ、㈱白鵬他)、各地方のインプラント講習会、学会講演、執筆、クリニックへの訪問トレーニングを行っています。(モリタセミナー
コラムの中では、インプラントに携わる歯科衛生士の方々へ、そんな日々の講習でお話ししている内容や、皆さま方がインプラントに携わる歯科衛生士としてますます輝いていくために、少しでもお役にたてるようなお話をしていきたいと思います。

私とインプラントとの出会い

初回は、「私とインプラントとの出会い」ということで、自己紹介を致します。
(参照:衛生士プラザ 衛生士インタビュー第4回
1987年、私が勤務しておりました日本歯科大学病院(東京都千代田区)に、スウェーデンよりブローネマルク教授が来日し、現在のインプラントの基盤を日本人の先生方に伝えられました。当時麻酔科に勤務していた私は、スウェーデンのインプラントチームのナースやドクターから、それまではナースの仕事であった埋入手術のアシスタントワークのノウハウを、手とり足とり教わる機会に恵まれました。 そのことをきっかけにして、本場ではどのようにやっているんだろう・・と貯金をはたいてスウェーデンへ飛びました。そうして、スウェーデンで、ブローネマルククリニックからのナースコースのサティフィケートをもつ、日本人初の歯科衛生士になったのです。
当時はまだ20代の前半。仕事が面白くなってきて、燃えていた頃でした。そして、こう言われたのです。
「あなたが、これからは日本の歯科衛生士を育てる使命を担うのです」それから23年。私はその使命を果たすため、講演や執筆を通じて、日本の歯科衛生士の方々に情報や知識を提供してきました。この23年の間に、自己研鑽のためにスウェーデンやドイツでの研修にも行きました。流れる月日の中で、インプラントに関する概念や考え方も変化をしてきました。
しかし、唯一変わらないことがあります。
「チーム医療の大切さ」「手術の環境を整えること」です。次回からは、「インプラント治療における歯科衛生士の役割」「インフォームドコンセント」「滅菌消毒の基礎知識」「インプラント専門歯科衛生士とは?」「医院のコミュニケーション」「スウェーデンの体験記」など、盛りだくさんのお話を順次させていただきたいと思います。

講演の様子

講演の様子 正しいガウン、グローブ装着について

クリニック訪問

クリニック訪問 トレーニング (渋谷区菅原歯科医院にて)

プチコラム「徒然なるままに・・」

 

イルカの織姫と彦星さま

イラスト:KIM

 

今回から、毎回私から皆さまへのメッセージを、「徒然なるままに」と題して、皆さまの心を和ませる、すてきなイラストを入れながらお伝えしたいと思います。イラストをご提供下さるのは、イラストレーターのKIMさんです。7月は、七夕ですね。今月のイラストは、七夕にちなんだ夏のイルカの織姫と彦星さまです。
もともと、七夕のお話の由来は、二人は結婚をしてから遊んでばかり、努力を怠ってしまったために引き離されてしまったのです。
さて、そこで、努力を怠ると・・私の話になります。私たちは、歯科衛生士としても女性としても、輝いていたいですよね。私が歯科衛生士という仕事を選んだのは、母からの勧めでした。たくさんの資格を持って、60代後半の今でも自分を持ち続け、働いている姿を見せてくれる母です。母には、「女性として、自分で自立できる仕事を選びなさい。自分にはこれができるという何かを持ちなさい」と常に言われてきました。女性は、結婚を機に家庭に入られる方もいます。家事、育児、とこなしながら、また余裕が出てきた時に、自分は何だろう。何ができるのだろうと、途方にくれる人を何人も見てきました。高学歴で有名な大学の出身でも、私には今は何もできない・・旦那様の収入だけで、美味しいものを食べて、高価なものを品評しあって、満足・・それでは、今の彼女たちはそれがなくなったら何が残るのでしょう?私は、高学歴でもないですし、大学を卒業したわけでもありません。ただ、今となって、自分の職業として、「歯科衛生士」であることに誇りを持てる自分がいることを、本当に良かったと実感していますし、母には感謝しています。セミナーでもお話しするテーマのひとつが、「私たち女性の魅力とは何か」です。女性は、きれいに着飾ったり、ブランドものを身につけたり、化粧をしたりと、いくらでも見た目で自分を表現することができます。時にはそれを武器にすることもあります。私は、皆さんには、そういう外見の見映えだけで評価されることを期待して欲しくありません。資格を持つことに喜びを感じて、それを生かす努力を常に怠らない人、努力を惜しまない人、自分を向上させるために前向きに取り組む人、そんな女性になってほしいと願っています。新人歯科衛生士さんも、中堅の歯科衛生士さんも、プロとして先輩の歯科衛生士さんも、日々、体験の中から失敗やとまどいを繰り返し、成長しています。私もまだまだこれから成長していくつもりです。キラキラ星よ、あなたは歯科衛生士です! 
引き離されてしまった今では一生懸命に日々努力をしている織姫と彦星が、どうか夏の夜空出会えますようにと願いを込めて。

次回は、公園で学んだことを講演で、をお話しします。

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